晩ご飯時のテレビで
太田裕美の木綿のハンカチーフを聴きながら
しみじみと感心したように母が
なんか我が強くてうざったい女だねー
と暴言を吐きました
寿司むせました
今まで適当にぼーっと聴いてたからあんま考えなかったけど
男の立場で考えてみれば確かに
『都会すっげーよ! お前にもプレゼント贈ってやるからな!』
→ いいえ
『半年も会えない埋め合わせってわけでもないけど今度指輪送るからな』
→ いいえ
『オレ垢抜けただろ! この見違えるスーツ姿をぜひ写真で見てくれ!』
→ いいえ
付き合いづれえー
受け取ってあげるのも思いやりだと思うの
いいえ田舎じゃないと絶対だめよ都会に汚染されちゃだめ!!
みたいな人が恋人だったら やっぱり長くは持たないと思います
贈り甲斐ないわ誇らしい写真も残念そうにあしらわれるわで
そんであれでしょ
性格の不一致から遠まわしに別れを告げたら
涙拭くハンカチくださいでしょ
贈ったハンカチを握り締めて
ああ彼が都会の絵の具に染まってしまった……
って泣くんでしょ
う うぜえー
という光景と思考が頭の中を駆け巡りました
好きでもないけど嫌いでもなかった歌が
母親のせいで なんかめんどくさい歌な気がしてきた
歌の雰囲気に対して 発想の切り口が鋭すぎた